肩や首がこるのはどうして？

人間の頭部は、体重の約8％を占めているといわれています。体重60キログラムの人ならば、約5キログラムです。

スマホやノートパソコンの画面を長時間のぞき込んだりしていると、せっかくの首の骨のわん曲がまっすぐに伸びてしまいます。このような状態が続くと、リンパの流れが悪くなり、老廃物がたまり、コリの原因となります。

慢性的な背中の痛みの原因は？

背骨は本来、S字カーブを描いて体を支えています。しかし、猫背になってしまったり、逆にまっすぐに近い形になってしまったりすると、神経・血液リンパの流れが悪くなり、痛み・ハリ・コリの原因になります。背骨の1カ所がゆがむと、そこから伸びる神経が圧迫され、関連する内臓の調子が悪くなります。たとえば左右の肩甲骨にはさまれたところにある背骨がゆがむと、背中が痛むだけでなく、胃の調子まで悪くなります。

目が疲れたときにはどうすればいいの？

目が疲れるということは、眼球のまわりの筋肉がこっているということです。目のまわりを温め、血行を良くしましょう。ときどき目をつむり、筋肉を休めることも重要です。

首の上部の骨のゆがみが目の不調をもたらす場合もありますので、カイロプラクティックでは首の骨を矯正することもあります。

腰が痛いのはなぜ？

腰痛の原因のほとんどは、骨盤のゆがみです。ゆがみのせいで関節そのものが痛みを感じる場合と、ゆがみのせいでバランスを崩した筋肉が痛みを感じる場合とがあります。

骨盤は、背骨からつながる仙骨と、仙骨の横に蝶の羽のように接続する左右の寛骨（腸骨、坐骨、恥骨の総称）から構成されています。

「骨盤がゆがんでいる」と言った場合、背骨と仙骨の縦のラインがゆがんでいる場合と、仙骨と寛骨の横のラインがゆがんでいる場合の2種類が考えられます。

腰痛をがまんしていると、さらに背骨がゆがみ、体全体に悪影響をもたらします。

まっすぐに歩けてない気がする

けがをしているわけでもないのに足を引きずっているような歩き方になってしまったり、片足だけ「がに股」みたいに歩いていたりする場合、左右の骨盤のバランスが崩れている可能性があります。

右の骨盤が上がってしまっていると、右足が短くなります。それで足を引きずっているような歩き方になってしまいます。

骨盤が左右にゆがんだままだと、背骨も左右にゆがみます。仮に腰には痛みが出なかったとしても、背中の筋肉の痛みや肩こりの原因になることもありますから、放置してはいけません。

体重が落ちてもおなかが凹まないのはなぜ？

やわらかすぎるベッドで寝ているために背骨のS字カーブがなくなり、骨盤がうしろに傾いてしまっている可能性があります。すると下半身と上半身をつなぐ大腰筋という筋肉がたるみ、おなかがぼっこりしてしまうのです。この場合、背骨のS字カーブを矯正し、姿勢を良くするだけで、体形が見違えることがあります。

バストが垂れてきたのは年のせい？

もちろん加齢によってバストが垂れてくるということはありますが、姿勢の悪さがさらにバストをかっこ悪く見せてしまっている場合もあります。
体重が増えているわけではないのに、おなかがばっこりと出っ張り、その上にハリのないバストが乗っているみたいな状態の場合、背骨のS字カーブを取り戻し姿勢を良くするだけで、おなかがへこみ、バストの位置も高くなる場合があります。特にバストアップに関しては、胸を開くことが重要です。胸が開くと肩からつながっている胸の筋肉が力を発揮し、バストを持ち上げてくれます。

肌荒れがなおらないのは体質のせい？

皮膚は、人間の体の中で最も大きな独立した臓器です。皮膚がその力を最も発揮するためには、ホルモン・自律神経・免疫機能の3つの要素が正常に機能していなければならないといわれています。
睡眠不足がこれらの機能を低下さますが、ほかにも、背骨のゆがみがこれらの機能を低下させる原因になることがあります。
骨を整え、良質な睡眠をとり、ホルモン・自律神経・免疫機能を整えたら、同時に、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、健康な皮膚に必要な栄養素を多く含んだ食品をとるとさらに効果的です。

温めても冷え性が良くならないのはなぜ？

冷え性は、体全体が低体温になってしまい、体温調整ができないことを言います。その原因は主に自律神経の不調です。自律神経が良くないということは、内臓の働きも悪いと想像できます。内臓の働きが悪いと、内臓のまわりに脂肪がつきやすい。いわゆる内臓脂肪というやつです。内臓脂肪がたまってくると、さらに内臓の血行が悪くなり、悪循環に陥ります。そして、自律神経が不調になる原因のひとつに背骨のゆがみがあります。自律神経は、脳から背骨を伝って全身に張り巡らざれていますが、背骨がゆがむと、自律神経の情報伝達がうまくいかなくなることがあるのです。

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